不倫・浮気の密告文章の書き方―ひとつの型―を公開します。
また、参考例として全体図を用意しました。
以下の画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
各ブロックについては当記事にて説明していますので、
上記画像を参照しながらお読み下さい。
目次
構造解説
文頭
一番伝えたいこと。主張・強調したいことを配置します。
読み手を引き付ける目的と「手紙に何が書いてるのか」を
相手に明確に知らせる目的があります。
「何についての手紙か?」との疑問を解消させることで
続きを促します。
なお、やりすぎると文頭を目にした時点で手紙を破棄される危険性もあります。
そのため通常は長々と書かずに、1~2文内でおさめるのが無難です。
文章中、1番注目される部分です。
相手の性格を考慮して相手が続きを読みたくなる文章を配置してください。
本来、手紙は挨拶(前文)から書き始めるものですが、
今回は密告―差出人不明―ですので、はじめの一言で、
相手の興味を引かなければなりません。
知り合い・付き合いのある人物へ送る手紙ではないのです。
そのため、意図的に正式な手紙のルールを破っています。
前文
どうしてこの手紙を送ったのか。
何を主張・知らせたいのか。
誰について記すのか、など読み手の疑問を解消する節です。
また、相手の警戒心を解く文章もここに配置します。
仮名でもとにかく名乗り、身分を説明するのと、
まったくしない場合とでは受け手の印象が違います。
匿名であっても事情を説明して、名乗れない理由を
書くと相手の警戒心を薄める効果が期待できます。
ただし、余分な情報やすぐに嘘とばれる情報を伝えてはいけません。
余分・偽りの情報は問題を混乱に導く恐れもあり、使いどころが
難しい方法でもあります。
ただ、有効的に使えばこちら(手紙差出人)へ向かう疑いの目を
逸らすことも可能です。※当記事では説明を控えます。
上記のことから序文では以下の2通りの書き方が定番?です。
1.差出人(自分)の名前は伏せるがある程度の身分・名前(仮名)を明かす
2.差出人(自分)の情報は一切記さないが、お詫びをする
何に対してのお詫びかというと、突然匿名にて手紙を送付した点についてです。
前置きも何もない、事実だけを書いた手紙を受け取ってしまえば
誰もが身構えてしまいます。
事実だけの情報を受け取った相手は、推測する情報を持たない状態に
陥ります。当然不安になるので誰かに相談するかもしれません。
それに、お詫びを序文に記すことで、相手の警戒心を解き、
続きを読んでもらう効果もあります。
※実際に、成功事例もございます。
主文(主題)
中心となる題目・問題。
【主題】の意味
密告したい内容。詳細を配置します。
信憑性を与えるために、開示できる情報を記します。
通っているホテル名から密会場所につかう店舗名。
いつも使う駐車場。車のナンバー。密会しやすい曜日、など。
重要な点は、密告対象に関する各種情報は正確に書く。
嘘を書かない。不正確な情報には必ず補足説明をする点です。
1つでも嘘だと分かるような情報があるだけで信じてもらえなくなるからです。
ただし、あえて誤認させる情報を与え、疑いを逸らす文を配置する場合もございます。
※少々テクニックがいるので、ここでは紹介を控えさせていただきます。
また、「なぜこのような手紙を送ったのか?」も記します。
特定されないように、あえてぼかした表現をしてもかまいません。
手紙を出した理由に相手(受取人である密告相手)が納得しない場合、
人物関係から、「誰が一番得するのか」を考え、容疑者を探し出そうと
する恐れもあります。それとなく読ませる文章ですが、意外と重要な
箇所でもあるのです。
詳細・内部情報開示
・主題とは別に個別に記す場合
手紙の信憑性をより高めるために詳細な情報を
書くブロックです。
不倫の密告であれば、「密会場所」「よく使うホテル名」
「いきつけのレストラン店舗名」「不倫行為の頻度が高い曜日」を記します。
ただし、不確かな情報を「正確な情報」として書いてしまうと、
手紙に記した文章すべてを信じてもらえなくなります。
なので、裏がとれていない不正確な情報には必ず注釈を付けてください。
そうしないと、「あ、こいつは俺・私を騙そうとしているな」と思われて
しまいます。
「これは不確かな情報なのですが~」と、情報の精度を先に伝えるのもありです。
証拠写真がある場合。
写真には番号を付け、どの写真が何を指し示しているのかを
説明する文章も含ませます。
添付資料説明
証拠写真を添付・同封する場合に必要です。
資料説明をする文章は基本的に「本題説明」または文末。
写真点数が多い場合には別紙に書くのが良いでしょう。
末文
用件を配置するブロックです。
手紙の送り先(密告相手)にどのような行動をして欲しいのかを伝えます。
密告文を書く状態というのはかなりの興奮状態に陥っています。
支離滅裂になってしまうのがこの「末文」の段階です。
用件を伝えるのに、主文で書き記した内容をもう一度書いてしまう方が
非常に多く見受けられます。
乱文を避けるためにも、用件は端的に書くのが無難です。
それと、これだけは守っていただきたい点があります。
脅迫にあたる文章は書かないでください。
勢いあまって、「もし、今後xxをしたら○○をします~」と
書いてしまいがちですが絶対にやめてください。
交換条件を出すのも控えてください。
いかにあなた(密告者)に非がなく、正当な理由があったとしても
脅迫にあたる文章を送ってしまうと、その時点で「悪」となってしまいます。
ご注意ください。
追伸
文章の最後。文頭と同じくらい注目されるブロックとなります。
そのため、1番言いたいことや強調したい事を表現を変えて
もう1度書いても効果的です。
基本としては、相手の恐怖心を和らげるように「宣言」を置きます。
宣言とは「これ以上手紙は送らない」「脅迫ではありません」と
相手に明確に伝える文章です。
手紙の受け手としては「こんな情報を知っていて、送りつけてくるくらいだ、
何をしてくるか分かったものではない」と、緊張してしまいます。
過剰な反応を示した場合、受け手が手紙の送り主を探すため、自衛のために
行動を起こすきっかけともなります。
そういった行動を起こさせないためにもこちらは「無害」だと
主張しなければなりません。
人は文頭と文末に重要なことが書いていると思ってしまいます。
なので、追伸に「敵意はない」という事を明確に伝えるのが
こちらが不利にならないような予防策ともなり得るのです。
追伸をせずに、末文に書くことはできます。
しかし、あえて「追伸」というかたちで伝えることにより
相手に注目させています。
また、「あなたへ危害は加えませんよ」との宣言を
より印象付けるためでもあります。
例文
以下に例文を記します。
密告・警告文章と言っても「密告」かつ「警告」であったり、
「忠告」だけど「警告」も含んでいたりと、状況・事情によって
千差万別です。ここでは「よくあるパターン」を例にしています。
特殊な状況でないかぎり、以下の例文を参考にしていただける
はずだと思います。
登場人物は A男・A女・B妻・B夫の4名です。
A男とB妻は不倫をしています。
差出人設定は「A女」。
A女(自分)の彼氏であるA男が既婚者であるB妻と浮気関係にあるのを知り、
B妻の夫であるB夫に密告をする状況を想定しています。
目的は、B妻の不貞行為の密告。
最終的な目的はB夫に対し、B妻を諌めてくれるように促すことです。
なお、表現は「やさしめ」です。相手によって効果的と思える表現に
変更してください。以下はあくまで骨組みと捉えて、各節を肉付けしてい
かれると、「結局なにが言いたいの?」と思われない文章が出来上がるとおもいます。
例文内容
B妻様は不倫をしています。
突然、このような手紙を受け取り、戸惑っておられるかと思います。
しかし、どうしてもB男様に伝えたい事があり、手紙を送らせていただきました。
無礼なことは承知しております。
ですが、1 度だけでも良いので目を通していただけないでしょうか?
よろしくお願い致します。
本題
私がお伝えしたいのではB妻様についてです。
B妻様はあなたに隠れて不倫をしています。
相手は 20代の男性です。
痩身。身長は170cmほど。
その男性との関係について、私が知っている情報を以下に
まとめましたのでご確認ください。
- 目撃した場所は某ホテル街 ホテル名「xxx(店名)」
- 密会場所は主に隣街のレストラン「xxx(店名)」
- 密会する曜日は決まって水曜日。18 時以降。
- A男氏がB妻様にイヤリングをプレゼント
形状は海の滴を模したもの。アクアマリンに近い水色です。
4は又聞きした内容をもとに記しているため、
実際の形状は違う可能性があります。
以上です。
なにか心当たりはありますでしょうか?
これだけでは信じていただけないと思い、
証拠写真を同封いたしました。
別紙に印刷しているのでご確認ください。
以下、各写真の説明となります。
番号1.O市デパートO店の南側駐車場で待機するA男の車
番号2.上記、車に近づくB妻様
番号3.乗車する直前のB妻様
番号4.乗車後のB妻様
番号5.車内から降りるB妻様
番号6.O市映画館内でA男と連れ添って歩くB妻様
番号7.M市ホテルxx付近を歩く二人
以上です。
撮影日時は写真に印字してあるとおりです。
12月中には密会を控えていたようでした。
しかしながら、ここ最近に至っては目立つようになり、
少なからず周囲に悪影響を与えています。
そこで、お願いがございます。
B夫様のほうからB妻様へこれ以上 A男との関係を絶つように
諌めていただけないでしょうか?
よろしくお願い致します。
失礼いたしました。
追伸
なお、今後 手紙をお送りする事はございません。
そして、B妻様周辺を調査したり、危害を加える気もありません。
ご安心いただきますようお願い申し上げます。
補足
手紙にはマナーがあり、勘違いしている丁寧語も多く、
書くときに迷ってしまいます。ですが、主目的は密告です。
正確な情報・信憑性を与え、信じさせ、問題解決に働き
かけるように促すのが目的です。
文章ルールを厳密に守る必要はありません。
・各項目について
文頭に置いた文章を詳しく説明する
文頭補助(サブヘッド)を配置する場合もございます。
使いようによってはくどくなりがちですので、
強く主張したい場合をのぞき使用を控えるのをお勧めいたします。
・文章が長くなるときには小見出しを付ける
文章が長くなる場合、節ごとに「小見出し」を付けます。
そうしないと、読み手が飽いてしまい流し読みをする
可能性高いためです。正確な情報が伝わり難くなります。
また、読み返すときの目印となるので是非使用してください。
(例)「A氏の密会場所についての説明」
なお、一般的な文章では文と文をつなげる「接続詞」
(しかし、そのため、ところが、つまり、なので等)を
意識して書かなければなりません。
しかし、密告を主とする文章であるならば無理に接続詞を
つけずに、主張内容を段落ごとに言い切ってしまっても大丈夫です。
前置き
文章の構成上、前置きとなるはずの文を一番最後にもって来ました。
密告文章の書き方、と検索してもなかなか
納得のいく情報は見当たりません。
相談できる人もいないので、
一般的な便利屋ではまず請け負いませんし、データがありません。
文章はかけるけれど、実証ができていないのでどの文章・表現が効果的
なのかを把握できていません。リスクを負っているので下手をすれば
痛手を負います。高額な料金を提示されても拒否するでしょう。
一方、復讐代行業者やその方面に知識がある業者は過去の事例から
フィードバックを得られています。だからこそアドバイスが可能。
しかし、わざわざその手法を公開しません。
当たり前です。その業者独自のノウハウなのですから気軽に
公開できるはずがないのです。
ここで疑問。「では、ならばなぜ、あなた(私)は公開しているの?」
お答えすると、騙される方や高額な料金を請求される方が見受けられるためです。
某有名FC(フランチャイズ店)だったから相談したのに説教されて心を痛めた。
ちゃんと実態が確認できた法人(会社)だったから見積もりを頼んだのに、
高額な料金(文章作成だけで 7万円)を提示された…などなど。
そうです。相談を請け負っている当事業所にも相談が寄せられます。
しかしながら、無料相談の範囲ではなかなかお伝えしたいこともできません。
費用の面ではなく、人員不足が原因です。
なぜなら、当事業所はありがたいことにほぼ毎日、ご依頼の
お問い合わせを頂いております。
なので、運営上、どうしても無料相談 希望者様を後回しにしなければ
ならない事態もございます。
そのため、お待たせすることのないように、事前に頻度の高い
ご相談内容の回答を記事に書こうと思い至った訳でございます。
なお、当記事で紹介したのは基本でしかありません。
特殊な事情・目的が異なる場合には効果が期待できないという
点をご了承くださいませ。
ご注意いただきたいこと
使用する便箋・用紙サイズ・封筒・フォント。
レイアウト・印刷方法。既婚者だけに有効的な文章表現、等など。
細かい点については説明していません。
あくまで「基本的な文章構成」だけを記しております。
手紙を送るときの注意点
自分の身元が辿れないように、自分しか知り得ないと客観的に
思われる情報は記さない。
もし、情報を開示するとしても、他人でも知りえるぎりぎりの範囲に済ませる。
封筒には相手に異物と思われる物体を封入しない。
→受け取り手が受け取りを拒否する可能性が高まるため。
※USB(フラッシュメモリ)・CDを送る場合は除く
投函場所は自宅周辺は必ず避ける。
→消印からばれます。
自分のアリバイがある日に交通機関を利用しても
たどり着けない地域から送付する。
→協力者が1人でもいれば可能
横書きか縦書きか?
過去の事例を参照すると、ほとんどの方が横書きでした。
縦書きは知り合いである目上の人物に送るときや改まったときの形式です。
密告という一種変わった文章だからでしょうか、なぜか横書きのほうが
違和感を生じずに済みます。
正式な手紙のマナーとは目的が違いますので、
書き方も変わるのですね。
例えば、頭語を配置する箇所に事実を伝える・興味を引く文を配置する。
目線の移動を少なくし、読みやすさを重視するため段落を変えても
空白を挿入(字下げ)をしない、など、一般的な手紙の書き方とは違っています。
密告の手紙なのに、「拝啓」と書いていたら逆に不自然です。
ただ、手紙の送り主が年配だと、推測させるためには
形式ばった手紙を装ったりもときにはいたします。
かなり正式なルールをところどころ破ってはおり、
文章表現も正確とは申せません。
間違いもありますが、受けての印象を重視している面があるためです。
ですが一応、成功された密告文章を元にしていますので
効果は実証済みです。
参考リンク
・1文章1意、1節1意、1段落1意、1文1意 – 文章の書き方サイト
https://www006.upp.so-net.ne.jp/inamoto/writing/tsunagari/
・手紙の書き方・基本構成
https://www.letter110.net/kihonkousei/yoko.html
・手紙で間違いやすい言葉遣い・敬語ベスト3 [手紙の書き方・文例] All About
鉄則-憶測・推測情報を断定しない
他人の思いを勝手に代弁し、断定してはいけません。
確たる証拠もなく、本人に聞いたのではないのに、
断定して伝えてしまうと、あなたは人を騙そうとしていると
見なされてしまいます。
手紙を差し出す回数に決まりはあるのか?
密告・忠告・警告の手紙を差し出すのは 1度だけ。
どうしようもないときでも、多くても2回までです。
何通も同じ人物に手紙を送りつけると「傷害罪」に
なってしまう恐れがございます。
最後に「チェックポイント」
- 虚偽情報を書いていないか?
- 噂や推測の域をでない情報を、事実と断定していないか?
- 手紙のあて先(人物)に取引をもちかけていないか?
(例)不倫をやめなければ証拠写真を会社にばらまくぞ!
補足:脅迫になるので注意! - 誹謗中傷にあたる内容ではないか?
- 手紙の内容を「拡散希望」する文章は書いていないか?
(例)この事実をぜひ、社内の方にも教えてあげてください
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