密告したい内容がまとまらない相談者(または予定者)さまへ

密告したい内容がまとまらない相談者(または予定者)さまへ

長いので、本気で密告・告発依頼をしたい方だけお読みください。

目次

前置き

ほぼ毎日受けているお問い合わせ・相談のなかで
非常に困るのが「自分でも考えがまとまっていない方」からのご相談です。
「電話代行屋stupchiba」(以下、当事業所)の相談員は、受けた悩みを聞き、
解決策の提示や解決に必要な情報の聞きとり(聞き出し)をおこない
依頼内容を明確にするのが仕事です。

イヤホンが絡まっている状態をイメージしていただけると
わかりやすいとおもいます。

この段階では何をどうしたらかさえわかりません。
そこから相談者-相談員の両者ですこしずつほどいていくのが
相談対応とお考えください。

しかし、相談員では対応しきれないほど頭の整理がついていない方も存在します。
その場合、数十通ものメールのやりとりを1ヶ月以上かけてようやく実行段階に
移行する依頼も珍しくはありません。

ですが、現在当事業所は相談員不足に陥っております。
相談・依頼が増えると相談員の手がまわりません。
そのため勝手ながら過去数回、新規依頼・相談の受付停止をした経験がございます。

ですので、あまりにも整理されていない段階でご相談をされますと
実行前の期間が長くなり、依頼者さまにとっても当事業所にとっても
貴重なお時間の損失となります。

そこで、依頼者さまにもご協力を求めるために
当ページにて「密告・告発」内容のまとめ方をご紹介いたします。

あくまで簡易的な方法ですが、これは他社に依頼する場合でも
自分で密告をする場合においても有効となる方法です。

何卒、御一読のほどよろしくお願い申し上げます。

モデルケース

当記事の内容を理解しやすくするため
相談者さまモデルケースを設定いたしました。

相談者:A子さん
未婚・40代
不倫相手:既婚男性 B男
状況:
婚約をしていた B男と交際していたが数ヶ月前に別れを切り出され破局。
以前から行動がおかしかったので探偵に調べさせたところ
複数の女性と交際している事実が発覚。

B男の話では「奥さんとの仲が悪い」と聞いていたのに、
良好であるとも判明。

A子さんはすでにB男が既婚者と知っていたが、
奥さんと別れてくれると信じていた。

過去にはA子さんと同じ手口で被害にあった女性(強制堕胎)もいた。

[B男情報まとめ] d19-min

以上はあくまで設定であり、B男・A子さまは架空の人物です。

なお、A子さまはすでに証拠写真を入手していますが、
写真を送付することによりこちらの存在が推測されるのを
危惧して奥さまには送付したくありません。
※モデルケースは過去の事例を元に作成しています。

目的を明確にする

最初に目的を明確にする必要がございます。
「密告のあと」を考えるということです。

モデルケースを見ますと、目的はB男さんの悪行を奥さんに
伝えるということではありません。

それはあくまで過程・手段であって、目的とはなりません。

目的は「B男の奥さまにB男の悪行を知ってもらい、対処してもらう」ということですね。
対処とは慰謝料請求・別居・離婚などになります。

しかし、A子さんと似た境遇の方は目的から徐々に逸れていくのが常です。

A子さんの思いを代弁するということではないので注意が必要です。

A子さんはとにかく全部を伝えたい

A子さんはとにかく奥さまにB男の何もかも伝えたいと思っています。
なので、相談員には探偵から提出された調査結果を自分の愚痴・質問を
含めて(絡めて)相談員に打ち明けます。

感情的であり、同意見をもとめる文章や、質問を除いても
かなりの量になってしまいます。

B男が交際している女性(C子)と何時何十分にラブホテルA店に
連れ添って入ったこと。何時何十分に出て来たこと。
C子とはxx町のとおりで腕を組んで頬にキスされたこと。
B男はC子とデートするときにはおそろいのペンダントを身に着けること。
D子とは駐車場で密会していたこと。D子とA男は元同じ大学の先輩後輩に
あたり、サークルでも一緒だった時期もあること。
サークル内ではB男とD子の仲は公然の秘密であったこと。
ちなみにB男はその当時は他大学の女性と交際。などなど。

以上、あくまでわかりやすい内容の一部です。
自己調査や、探偵に調査を依頼した場合、内容は詳細になり
膨大となります。ときには喫茶店で「注文をしたメニュー」
や「注文した食事の合計代金」などをお知らせいただく相談者さまもおります。

ですが、残念ながらこのような情報は密告・告発にとっては
無駄となる情報です。

相手に必要な情報を考える

なぜ、事前調査をしたとしても密告をする際には
無駄となる情報が多いのか?
それは密告の原則にあります。
密告は基本、引き算で考えるものです。

なぜなら、相手はとつぜんの密告(夫の不倫)を打ち明けられるのですから
そこまで詳細な内容を覚えれません。
メモを取るように促しても判断できない可能性もあります。

そして、悪戯電話と思って会話の途中で突然切られることもありえるのです。
これはどんなに話術(トークスキル)のある実行スタッフでも同じです。

また、一番大きな理由としては、
「奥さま」が聞きたい・知りたい情報と、「A子さん」が奥さまに
伝えたい情報には乖離が発生しているからでもあります。

相談を進めていくと、A子さまは目的を忘れて、
「自分がいかにB男に苦しめられたか」を伝えたくなってきます。

それとともに、「B男の悪行」「B男の私生活の行為」、
「B男の悪口」まで奥さまにどうにかして伝えらないかと
相談を持ちかけてくるのです。

目的と依頼内容のズレをなくすために

「目的」と「依頼内容」がずれてくるのですね。
A子さまは「自分の代弁」をしてもらいたいと願っています。

B男の奥さまに「B男の女癖によりどれだけの女性が被害にあったか」
を伝えたくてたまりません。さらには交際している女性にどのような
暴言を吐いたとか、歩き方が気に入らないなど私的な情報も
伝えたくて仕方がなくなってきます。

しかし、奥さまにとっては「どうでも良い情報」です。
密告される奥さまにとっては主観的・感情的な情報よりも
客観的であり確証がある情報が必要なのです。

今回、B男の奥さまが欲しがると思える情報は、
B男のよく使う密会場所・密会しやすい時間帯・曜日などです。
これの情報がないと調べようがありません。
効率的ではないのですね。

B男の奥さま視点から考えてください。

B男に探偵をつけるとはいっても毎日探偵を雇うのには費用が発生するのです。
人員を動かすだけでも費用は発生します。

張り込み時間が長くなれば費用はさらにかさみます。

空振りを防ぐためにも信憑性のある情報が
どうしても得たい情報となるのです。

A子さんは自分の思い―B男は酷い男だと―を伝えたい。
けれどB男の奥さまにとっては感情的な情報は要らないのです。

感情が先行した伝え方になると、密告する相手(密告電話を受ける相手)に
よっては逆効果ともなりえます。
「私の夫はそんな人ではりません!!」と、ガチャ切りされるのがオチでしょう。

B男の奥様が聞きたい情報は、もっと具体的な、不倫の証拠となりえる情報。
または、不倫の証拠を獲得できるような有益な情報です。

B男の奥さまは、自分の旦那(B男)の悪口・いやみ・
恨みつらみなんて聞きたくありません。

そんな感情的な言葉は求めていないのです。

伝えたい情報の整理

では、どうすれば良いのでしょうか?
ひとまず感情がおさまるまで待つ?
そんな時間はないかもしれません。

怒りの感情は長くつづきませんので、考えがまとまるまで
待っていれば何もしないで終わります。

A子さまは「あれもこれも伝えたい」と思い悩んでいます。
相談者さまの多くもこの「段階」があるのです。

その場合、まず「何を伝えたいのか」を明確にする必要があります。
ここで注意するのは必ず端的に箇条書きで明記するということです。
箇条書きで記せばひと目で確認できますので、思考がぶれません。
自分でどのようなことを伝えたいのかを明確にすることで、
相談内容もより具体的となります。
また、表現が違うだけで重複している情報も削除できるメリットもあるのです。

下記に例を記します。
理解しやすくするため極端な情報を列記していますのでご注意ください。

(例)
・B男が以前、D子という名の女性と不倫をしていること
・D子はB男とは出身大学が同じであることと
・B男は交際する女性にはイヤリングをプレゼントすること
・B男は交際した女性にはxxプレイを強要すること
・D子の車種は–であること
・D子との密会場所はxスーパーの南口駐車場であること
・D子と密会する曜日はD子のパートが休みの水曜日が多いこと
・B男は別の駐車場に車を止めてからD子の車に乗り込むこと
・B男は不倫相手に自分の性癖を求めること
・B男は独身時代、交際していた女性に堕胎をさせたこと
・B男の発言「B子(奥さま)はお高くとまって、こんなことしてくれないから~」
※ベッド上での発言
・交際女性に暴言を吐いたこと

優先度の設定

伝えたい内容を箇条書きしたらあとは優先度を決めます。

なお、モデルケースのA子さんが最初に提示した優先度は以下となります。
※実際の例ではありません。

1.B男が不倫している事実+相手の氏名
2.相手女性(D子)はB男と同じ大学出身であること
3.堕胎強制の件
4.B男のベッド上での発言内容
5.B男は付き合った女性にブランド品のイヤリングをプレゼントすること
6.密会曜日
7.密会場所
8.B男が警戒して別の駐車場にとめること
9.不倫相手の車種

B男の発言内容は、は誰に対しても同じように言っていることではないかもしれません。
黒幕がA子さんと判断される可能性があります。
ですので、B男の発言内容は削除いたしました。

重複していたB男の性癖に関した情報も削除済みです。
A子さんだけに変態プレイを強要している可能性もわずかですが
わずかですが残っているためです。

会話のながれも考慮し、最終的には以下の結果となりました。

1.B男が不倫している事実+相手の氏名
2.密会場所
3.密会曜日
4.不倫相手の車種
5.B男が警戒して別の駐車場にとめること
6.堕胎強制の件
7.相手女性はB男と同じ大学出身であること
8.B男は付き合った女性にブランド品のイヤリングをプレゼントすること

以上です。

伝える内容の確定

優先度をもとに、相手に伝えたい情報を明確にする段階です。

ここで目的を再確認する必要がございます。

今回、A子さまの目的は「実際に奥さまに不倫現場をおさえてもらうこと」です。
または探偵に依頼してB男の不倫を認識してもらうこと。
ひいては、B男に痛い目に遭ってもらうのが最終的な目的となります。

ここで重要なのは目的に沿わない情報はなるべく削除するということ。

前述したように、不倫・浮気の密告では優先度が高い情報を先に伝えて、
補足情報や関連度の低い情報はあとで話す
のがセオリーです。

「優先度を決める前」「優先度を決める前」
どちらでも大丈夫ですが、優先度を明確にしたあとに
整理すると整理しやすくなります。

なお、優先度の設定は細かく決めすぎるとまとまりづらいので
大雑把な感覚でも問題ございません。

上記例でいえば、1~4が最重要事項。
5~8が補足情報となります。

理由は、密会場所・密会しやすい曜日を伝えておけば
「密会場所を張り込む」「密会しやすい曜日にだけ探偵の尾行をつける」
といった調査ができるためです。

密告は相手が主導権を握っています

密告電話はいつ切られるかわかりません。
いつ中断されるかどうかは相手の気分次第です。

そのような中、密告後に判明する事項をわざわざ
伝える必要はないのです。

例えば、不倫相手の密会場所・氏名・電話番号を伝えるのを
優先しなければならないのに、以下のような情報を
伝えても今後にあまり影響しません。

不倫相手の職業・役職
不倫相手の職場での様子(勤務態度)
不倫相手の過去の男性遍歴
不倫相手の容姿
不倫相手の友人について
などなど。

NG(言ってはいけない) 内容

女性の依頼者さまに多い要求は、
「いやみ」を含ませて伝えて欲しいという内容です。

(例)
「よくこんな男と結婚しましたね」
「私だったらさっさと別れます」

相手に主導権があるのにわざわざ逆上させる可能性のある
言葉を発してはいけません。

電話を受ける立場であり、いつ切るかどうかは相手次第(密告相手)です。

自分の感情を相手にぶつけたいと思う心境は理解できますが、
これでは密告ではなく、ただの愚痴です。
感情を吐露しただけ、思いのたけをぶつけただけ。
たまったストレスを相手にぶつけるだけで、何も進展しません。

まとめ

自分だけでは客観的な視野にはなかなか立てません。
だからといって何でもかんでも相談するのでは効率が悪く、
時間が足りません。

まずは、簡単な状況説明+伝えたい内容(密告内容)を書き出しをします。
長文ではなく、箇条書きで書き出すのが重要です。
その後で優先度をもとに伝える順番を設定します。

思考が散逸する場合にはまず、何を伝えたいのかを
箇条書きでこれでもかと書いてください。

書き出して、自分で俯瞰するように眺めると
「あ、これは私的なことなので要らないな」
「これは単なる愚痴ではないか」と、思い至る事項があるはずです。

その事項を削除すれば本当に伝えたい事が判明するというわけです。

なお、密告者の設定によっては伝える事項を削除・変更することも
ございます。

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